有明海一周サイクリング

多比良港〜諌早〜小長井〜鹿島・ユウ祐徳稲荷〜有明〜
白石〜福富〜芦刈〜川副〜柳川〜大和〜大牟田〜荒尾〜長洲(150km)

2004年11月20日(土曜日)晴


 種子島・屋久島一周から一月ほど過ぎ、そろそろ行動しようと思い立ったのがまだ一度も実行していない「有明海一周」をすることにした。
しかし1日の行程で自宅から直接自転車で出かけるのには抵抗感があり、車で長洲港まで行き、車を長洲港に駐車し、フェリーで多比良港に渡り、有明海を一周し長洲港に帰ってくる方法をとった。自宅以外から自転車以外で移動してサイクリングするのは琵琶湖一周以来久しぶりである。

 午前4時30分真っ暗な中を車を積んだ軽自動車で長洲港へ向け出発した。早朝で道路はスイスイと進み、通常は1時間20分くらい掛かるところを、1時間弱で長洲港に到着。6時の始発フェリーに自転車に乗り乗船、多比良港に渡る。

 午前6時55分多比良港を出発し国道251号線(島原街道)を諌早方面へ。森山町尾崎交差点を右に折れ、県道124号線に入り午前8時5分「ゆうゆうランド干拓の里」で小休止。

 国道207号線肥前長田に入り、車両も多く道路も狭く路面も悪かったが何とか進み、右に諌早湾干拓地を見ながら一路鹿島へ向け漕ぎ続ける。
この諌早湾干拓地は、堰を締め切るときの映像で話題になったが、その堰も遠くに見ることが出来る。その規模の大きさに驚く。
以前は干潟で海になっていたであろう個所が今は広大な荒地となり雑草が生い茂っている。環境を人為的にこんなにも変えて、自然環境に影響が無いとは到底信じ難い。
こう言う干拓事業は古い時代から、あちこちの日本中でやっていたことだろうし、江戸時代にも東京湾などでやっていたことだろうが、短時間に環境が変わってしまうようなやり方は戦後になってからのことだろう。記憶にあるのは新潟県・八郎潟干拓地があるが、そのほかにも東京湾では夢の島など人口の島や昔海水浴場で賑わっていたことだろう千葉県・稲毛地区などは記憶に新しい。また、関西空港なども海を埋め立てて作られている。日本の国土面積も広くなっていると言う。
沖縄では現在普天間基地の移転先を名護の沖に作ろうとしているが、環境問題などで難航しているようだ。
人間便利さや豊かさを手に入れることが出来たが、生きていくことは色々と問題を抱えて生きていくことも事実…。
社会的な大きな動きはよく分からず、手遅れかも知れないが、問題を先送りにし、生物や子孫達に「ツケ」を残すことだけは
避けたいものだ!(自分のこととして受け止めたい)

 肥前浜から国道207号線を右に折れ芦刈町へ。佐賀平野の区画された道路を右へ折れたり左に折れたりしながら、佐賀市に入り川副町から柳川市、大和、大牟田、荒尾を経由して最終地点長洲港に午後4時40分到着。もう薄暗くなってからの到着となった。
走行距離:150.33km
走行時間:7時間21分34秒

種子島・屋久島一周サイクリングの旅へ!能登半島一周サイクリングの旅へ!