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近江八幡⇔マキノ町海津
走行距離:86km
走行時間:4時間40分

平成15年6月4日(水曜日)曇肌寒い!

 

近江八幡ユースホステルは明治時代に建てられ移築され、市の重要文化財に指定されており、二階の客部屋での飲食等は一切禁止されている。また、二階の一室はお寺顔負けの仏間となっており、ここの門には「(かん)修寺(しゅうじ)」と言う表札が掛かり、てっきりお寺さんと思っていたがそうではなく、「(かん)修寺(しゅうじ)」はご苗字(みょうじ)で自宅の仏壇であることを聞きびっくり仰天した。


目が覚めると大内さんが(すで)に起きて早朝ランに出かけていた。帰られて聞いた話をまとめると、「昨日は不手際で皆さんとご一緒できず、走行距離も皆さんより少ない。少しでも取り戻すべく走ってきた」とのこと。感服(かんぷく)いたし(そうろう)!この気持ちが大事ですな!

この日は朝からどんよりと曇っており、肌寒い気候となっている。さぁ、次の目的地湖北のマキノ町海津にある「海津天神社ユースイン」までおよそ100km。今回の一番の長丁場(ながちょうば)のはずだ。彦根城、夢京橋キャッスルロード、長浜城などを見学しながら北上。


さざなみ街道と別れを告げ、豊臣秀吉と柴田勝家との天下分け目の戦いの舞台でもある、今回一番の難所と思われる国道8号線、賤ヶ(しずが)(だけ)トンネル越え。トンネルはこの他にも何箇所もあり、また、北陸と東海・近畿地方を結ぶ交通の要所で大型コンテナ車がひっきりなしに通過していく。点滅式テールランプにスイッチを入れ安全第一で慎重に通過していく。トンネル内では大型車とすれ違う度に風圧と吸い込まれそうになるのを肌で感じての走行となったがここも全員無事に通過することが出来た。

湖北地方の琵琶湖の水質は透明度も高く、水泳場が良く目に付く。琵琶湖周辺の道路標識に「○○水泳場」と案内されているのを最初はちょっと違和感を持って見ていた。「○○海水浴場」ではないのかなと。それくらいに琵琶湖が大きく海のような感じで見ていたのだ。また、ある場所でのレストランに立ち寄ったときの出来事で、町内放送が流れ「どこどこに熊が出没しました。皆さん注意を!」ギョッ!熊が出たと!こんな経験は九州では出来ないことだ。またある場所では、道路の脇からちょろちょろと狸が!「アッ、SARSで話題のハクビシンだ!」。春には賑わいそうな桜の並木道のトンネルを通り抜け、どこぞの水泳場で休憩。吉丸さんが夏みかんを提供。ビタミンCの補給だ。しかし良くぞ重たいものを熊本から。有難う!吉丸さん\(^o^)/


 目的地に近づき、以前来た事のある大内さんが記憶をたどりながら、それでも記憶が途切れたのかガソリンスタンドの若者に尋ねていた「酒屋さんは近くにありますか?」ナなんだ!宿泊する場所を聞いたのではなく、燃料補給所か(*^_^*)「燃料だったら私の店で…」先ほどの若者はひとり言!

目的地「海津天神社ユースイン」へ無事到着!