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京都市内観光
走行距離:55km
走行時間:4時間0分

平成15年6月6日(金曜日)晴

今朝早く、例によって大内さんと吉丸さんはルート偵察に出かけるべく、レーパン・ジャージに着替え自転車置き場へ。ところが大内さんの自転車のタイヤがクシュンとシャゲているではないか!どうした事か!「どうしたもこうしたもあるかァ〜!言わんこっちゃ無い!!昨日のあの疏水道路を来たからだ!!!」と言いたくなるような情けないような複雑な気持ち。

「大内さん、機嫌を直して行きましょうよ!」


 今日は各人が行きたいところ2箇所を決め、道案内も田上さんではなく,決めた本人が案内すると言う、ここでは「リーダーの資格を問う」最も重要なプログラムである。この先どうなることやら。先ず吉丸さん案内の南禅寺。ここは宿からも近くスンナリと行き着き、次は小柴さん案内の「御所」へ。「ここは予約がないと入れないそうな」「いや、無くても入れるよ」など意見が分かれた。が
()(かく)()()いた。「お〜(はい)れたじゃん!」中は砂利が引き詰められ、一本の細〜い「けものみち」が出来ている。ここが自転車専用道路らしい。ここを自転車で行くには対向車もあり、かなりの技術を要する。(ほとん)どは通勤・通学の自転車が多く、こちらは団体(さま)。団体の強みで、そこのけそこのけと順調に進んだかに見えたが、相手は日傘を指したOL。いきなり突っ込んで来て危ないと思い避けていた田上さんの自転車へガシャン!大したことは無かったがちょっとしたアクシデントが。ここにはもう一本の自転車専用道路が必要だ。用心!用心!よく見ると御所の中にもう一つの塀がず〜っと前から見えていたのだ。この塀はなんじゃろう?門はどこも()いていない。誰かが「この塀の中が御所だよ。」「じゃぁここは??…」結局、御所の中には入れなかった。


 いよいよ東=かいさんの案内する西本願寺と東寺(とうじ)。昨晩、地図を広げ寝無しにルートを検討した甲斐も無く、見事皆さんをアチコチと連れ回し(ようや)くたどり着いた。が、当初計画した予定通りのルートとして処理済。お陰で西本願寺も東寺もじっくりと観光することが出来た。特に「東寺」には人生に欠くことのできない教訓めいた言葉が目に付き、さすが私の寺?東寺と(うそぶ)いていた。何が書いてあったのかは一つも覚えていない。そして初めてのリーダー不適格者となる。


 次は大内さん、いきなり目的地「観月橋」とは反対方向へ。すかさず吉丸さんからレッドカード。ここは大内さんご愛嬌!途中、道を尋ねたご婦人に道案内を頼み、案内されたのが一方通行の凸凹(でこぼこ)道。向かってくる車両をかわし、排気ガスを吸いながらの道路が延々と何キロメートルも続く。さすがの田上さんも「疲れた!」後でお参り予定のお稲荷神社を通過し(ここは結局寄らずじまい)、(ようや)く観月橋へ。「皆さ〜ん!ここに何しに来たの?」普通のコンクリートの橋が架かり大量の車両がドンドンと行き来している。歩道には所狭(ところせま)し、と自転車の()まり()()し、(よこ)(ある)きなしでは通れないような状況。他に際立(きわだ)ったものは目に付かない。大内さん(いわ)く「ここを(えら)んだのは名前(なまえ)()()ったからである」素晴らしい! ロマンチスト!ワンダフル!かいさんはと言えば「渡月橋」と勘違いをしていたらしい。それにつけても昼飯前だし、疲れたビー!次の目的地も大内さん厳選の伏見城だ。さぁ〜天守閣でも登って昼飯だ!途中、後戻りして買い忘れた弁当を仕入れ(ここの弁当は缶お茶をサービス)嬉しくなって別に買っていたボトルのお茶を返納!


 ずっと続く坂道を、もうすぐ弁当だ!飯だ!との思いで必死に漕ぐ。宅地造成地「秀吉台」を通り過ぎ目の前に天守閣が!やったぁ〜!やっとで飯が食えるぞぉ!だが、入口は閉鎖!周辺の遊園地の取り壊し工事中で「伏見城立入禁止!がぁ〜ん!」仕方なく伏見城の近くの体育館の木陰で保育園児らをあやしながら、そして園児らのお昼どきを見ながらの寂しいお食事となりました。

 
 
失意の中、引き返して吉丸さん推薦の伏見稲荷さんへお参りに行く気もしなくて、かと言って残り時間も相当あるので、気分直しに桂川サイクリング道路を漕ぎまくり、嵐山の渡月橋を見て、気分晴れやかに東山YHへご帰還と相成りました。


 しかし、観光しながらのサイクリング、距離の割には疲れるワ!(約60km/日)

乞う!ご期待!明日のサイクリングへ!